装丁デザインのはなし
いま放送中のドラマで『重版出来』っていうのがあるじゃないですか。
昨日放送の(多分)5話目で装丁デザイナーさんが出てきてましたけど、多分業界の外の人からしたらマンガの装丁デザイナーさんがどういうことしてるのかってわかりにくい職種だと思うんですよね。
で、タイムリーなことに20日発売予定の僕の単行本をデザインしてくださった方が今回とてもたくさんパターンを出してくださっていたのでちょっとご紹介したいと思います(ちゃんとデザイナーさんの許可も取りました(^^))。
イラストはもちろん僕が描いたものですが、それを元にデザイナーさんが下のようにいろんなデザイン案を考えてくださるんですよ。
みなさんはどれがいいと思いましたか?
デザイナーさんにもいろんなスタイルの方がいらっしゃるので、みんながみんなこんなにパターン出ししてくれるわけでなく、中には『これ以外に考えられない!』と1本に絞り込んでから提案される方もいます。
また編集者によっても今回みたいに僕(マンガ家)に相談してくださる方もいれば、マンガ家には相談することなくデザイナーさんと編集さんの間で決めてしまう方もいます。
ただドラマみたいに書店さんに相談することがあるかどうかはわからないですね(笑)。
まれにすごく凝った装丁の単行本を見かけることがあって、ああいうのは事前にマンガ家とデザイナーさんの間で密に打ち合わせをしているんだと思うんですけど、僕に限って言えばデザイナーさんと顔合わせ的なことをしたのは過去に一度だけです。
でも一般的にはあまり顔を合わせることは無いんじゃないかなー。
デザインの知識があるマンガ家さんの中には自分でデザインする人もいるらしいです。
そういうのも楽しそうだと思いますけど、やっぱりいざ自分で考えてみるとプロにお任せしたほうがいいものが出来上がるんですよね。
当然ですけど。
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