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瀬口たかひろのBLOG

マンガ家の日々を綴るブログだけど、マンガ成分は少なめかもね

お願い事

昨日の夜のニュースから今朝の朝刊にかけて、漫画家達が表現規制の都条例に反対しているニュースが扱われてました。

気になったのは常に「児童ポルノ」や「性表現」に絡めて取り上げられてたこと。

多分あの報道だと多くの人達は、漫画家が「児童ポルノ規制」に反対しているだけのように感じられるでしょうが、そうではありません。

今回の都条例改正案は「青少年に悪影響を与えるモノ」を規制するとしているので、性表現のみならず暴力表現や様々な表現に影響を与えることが考えられるのです。

暴力と言えば言葉は悪いですが、悪人を殴ったり、教師が体罰を与えるような描写も暴力で括られる恐れがあります。

規制担当者の判断一つで「バキ」も「ONE PEACE」も「ガンダム」も…というか、日本の大半の漫画を修正させることができる。

規制の対象は「視覚により認識されるモノ」とされているので、漫画のみならず映画・小説・評論・ゲーム・演劇までほぼ全ての創作物に適用することが可能です。

たとえばアメリカで放送されてる「ONE PEACE」のアニメなんかは、キャラクターが持っているタバコがキャンディーに変わってたり、殴られても血が出てなかったり、女性キャラの胸の谷間を表す線が消されて横にだだっぴろく広がったオッパイになっちゃってたり、殴られた瞬間の絵はカットされてたり酷いモノです。

だからといって「ONE PEACE」という作品がつまらなくなるわけではないのかもしれませんが、こういう規制に対して「なんかおかしいんじゃないの?」という感性は失いたくない。

大げさではなく、現に海外ではそういう規制がまかり通っていますし、日本のTVアニメなんかはすでに半分そうなってしまっているといっても良いんじゃないでしょうか。

だから「性表現」だけをことさらピックアップして報道するメディアの姿勢にはちょっと首をかしげたくなります。

これでは漫画家がみんな児童ポルノ愛好家のように見られてしまいますし、そういう簡単な問題じゃないんですけどね。

ちょっと恣意的ですらあるかな、と。

漫画描くのにあんまり政治的なことなんかは考えたくないんですけど、現状だと9割方この法案は通過してしまいそうな感じだそうです。

今週いっぱいがヤマだとか。

なので、漫画好きの皆さん。こういうものや↓

http://www.shomei.tv/project-1025.html

こういうモノを通じてでも声を上げて下さい。

https://form.dpj.or.jp/contact/

とくにこういう問題ですので、女性からの声はとても有効だそうです。

なかでも子供を持っている方々!

僕みたいな漫画描いてる人間が声を上げてもあんまり説得力なさそうなんで、よろしくお願いします(笑)。

ただ、くれぐれも丁寧な文章で。

罵倒したり誹謗中傷するような文面は書かないように

規制したい人の気持ちがわからない訳じゃないんですけど、それって本当に当人達が思ってるほど正義なのかなー。